NO:04-2015

JROSG肺・縦隔腫瘍委員会の活動報告

特定非営利活動法人
日本放射線腫瘍学研究機構JROSG
会員各位

謹啓 寒風の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
また、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
下記の通り、肺・縦隔腫瘍委員会の活動をご報告いたします。

【肺・縦隔腫瘍委員会】

委員長:永田靖(広島大学)
委員 :早川和重(北里大学:前委員長)、有本卓郎(北見赤十字病院)、
小宮山貴史(山梨大学)、江原威(埼玉医科大学国際医療センター)、
唐澤克之(都立駒込病院)、奥村敏之(筑波大学)、大西洋(山梨大学)、
北本佳住(高崎総合医療センター)、久保亘輝(群馬大学付属病院)、
小久保雅樹(神戸市立医療センター中央市民病院)、齋藤吉弘(埼玉県立がんセンター)、栄勝美(岡山一心堂病院)、塩山善之(九州国際がん治療粒子線センター)、 澁谷景子(山口大学)、高仲強(金沢大学)、中山優子(神奈川県立がんセンター)、
林真也(岐阜大学)、平川浩一(嬉野医療センター)、松尾幸憲(京都大学)、
木村智樹(広島大学)、板澤朋子(国立国際医療研究センター病院)、
高橋重雄(香川大学)、玉置幸久(島根大学)

【活動状況報告:調査研究や前向き試験の進捗】

*現在実施中の臨床試験
1.JROSG10-1(木村)
昨年5月までに登録期間を終了し、中枢側肺癌に対する定位照射において
60Gy/8frを推奨線量とする結果を昨年のJASTROで報告した。本年のASTROへ投稿予定

2.I期小細胞肺癌に対する体幹部定位照射調査研究(塩山)
昨年までの回答状況が未だ少数であったため研究期間を延長し、改めて全JROSG参加施設に協力依頼、本年のASTROへ投稿予定
*現在検討中の臨床試験
1.限局型小細胞肺癌に対する放射線照射線量増加法のランダム化第II相試験(永田)
61.2Gy 後期BID と54Gy BIDとを比較対象とするプロトコールを作成中

2.III期非小細胞肺癌に対するCBDCA+Nab-PTX+RT phase II試験(澁谷)
山口大学グループで作成された臨床試験プロトコールの少なくともphase Iの部分は
山口県内の施設で終了させて、phase II部分はJROSG施設に拡大する方向で検討予定。

3.小細胞肺癌完全寛解例に対する予防的全脳照射後の認知機能に関する観察研究(小宮山)
認知機能検査のマニュアルを作成し、動画DVDを配布した。この試験に参加可能かどうかを次回までに各施設で検討依頼。

4.肺癌リンパ領域CTVアトラス作成プロジェクト計画 (小宮山)
肺癌治療計画における肺癌CTVアトラスを、JROSG肺・縦隔グループの意見も聴取して作成し、放射線治療計画ガイドライン2016に掲載予定

5.肺・肝定位照射における国際共同研究(唐澤)
現在IAEAと共同でプロトコールを作成中

6.Ⅲ期非小細胞肺癌に対する放射線治療のアンケート結果(永田)
日中韓合同シンポジウムにて国内の現状調査結果を報告した。
日中韓のアンケートをまとめて論文化される予定。

7.I期非小細胞肺癌に対する体幹部定位照射臨床試験コンセプト(JCOG-PC1408)の
経過報告(永田、木村)
昨年9月25日に PRCが開催され、最終的に昨年12月20日のJCOG運営委員会で
コンセプトが承認された。今後のプロトコール作成にご協力をお願いしたい。

*本グループでは、肺・縦隔腫瘍関連の臨床試験を立案するのみならず、
国内外の肺癌関連の最新臨床試験に関連する情報を共有し、
各自の肺癌診療のレベルアップを目的としている。

委員会は年3回(前回は肺癌学会時)開催し、
次回グループ会議は医学放射線学会(4月)を予定している。
肺・縦隔腫瘍の臨床試験・診療に関心のあるJROSGメンバーの参加を歓迎したい。

以上

こちらの報告内容は、JROSGホームページ内の部位別専門委員会のページでもご確認いただけます。
今後ともJROSGの活動へご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

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