NO:16-2014

JROSG乳腺腫瘍委員会の活動報告

特定非営利活動法人
日本放射線腫瘍学研究機構 JROSG
会員 各位

謹啓 新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。下記の通り、乳腺腫瘍委員会の活動をご報告致します。
 

【乳腺腫瘍委員会委員の紹介】

委員長:唐澤 久美子(放射線医学総合研究所)
副委員長:鹿間 直人(埼玉医科大学国際医療センター)
委員:青木 昌彦(弘前大学医学部附属病院)、淡河 恵津世(久留米大学病院)、川島 実穂(獨協医科大学越谷病院)、関口 建次(聖路加国際病院)、関根 広(東京慈恵会医科大学第三病院)、野崎 美和子(獨協医科大学越谷病院)、山内 智香子(滋賀県立成人病センター)

【活動状況報告】

JROSG 05-5乳房温存を希望する非浸潤性乳管癌(DCIS)高リスク群に対する乳房温存療法術後照射に関する前向き臨床試験の結果が論文化された。
Shikama N , Sekiguchi K, Nakamura K, Sekine H, Nakayama Y, Imanaka K, Akiba T, Aoki M, Hatayama Y, Ogo E , Kagami Y, Kawashima M, Karasawa K
Preliminary Results from a Multi-center Prospective Study (JROSG 05-5) on Postoperative Radiotherapy for Patients with High-risk Ductal Carcinoma in situ with Involved Margins or Margin Widths 1 mm or less than
Ame J Breast Cancer Res. 2014 ;1(1)1-8

【今後の活動】

  1. 1. 乳房インプラント挿入例に対する放射線療法の安全性に関する前向き臨床試験の再検討

    2011年度の予備調査では協力可能施設と症例が少なく、研究として成立しないと考えていたが、乳房インプラントが保健適応となり、乳房インプラント挿入例に対する放射線療法の安全性を検討することは益々重要となった。日本オンコプラスティックサージェリー学会が昨年9月に発足し、要請もあるため形成外科や乳腺外科と協議しながら状況をみて何らかの研究を再検討する。

  2. 2. 腋窩リンパ節転移陽性例に対する鎖骨上窩照射の有用性に関する調査研究の検討

    腋窩リンパ節転移陽性例、特に4個以上の転移陽性例に対して鎖骨上窩の予防照射が一般的に行われるようになって来ている。その施行率等の実情、腋窩リンパ節転移1−3個陽性例に対する鎖骨上窩照射の実情などを調査して、前向き臨床試験の基礎とする。

  3. 3. 温存乳房照射例のデータベース構築についての提案

    JASTRO data baseの再構築の話があるが、乳癌学会の調査より詳細な、放射線治療の内容と結果を含む、全国の温存乳房照射のデータベースを構築し、本邦からの結果を発信する準備とする。引き続き協議を続けて実現を目指す。

以上

こちらの報告内容は、JROSGホームページ内の部位別専門委員会のページでもご確認いただけます。今後ともJROSGの活動へご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

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