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粒子線治療委員会の活動報告

特定非営利活動法人
日本放射線腫瘍学研究機構JROSG
会員各位

謹啓 軽暑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。下記の通り、粒子線治療委員会の活動をご報告いたします。
 

【粒子線治療委員会委員の紹介】

委員長 :櫻井 英幸(筑波大学)
副委員長:出水 祐介(兵庫県立粒子線医療センター)
秋元 哲夫(国立がん研究センター東病院),荒平 聡子(国立がん研究センター東病院),荒屋 正幸(相澤病院),有村 健(メディポリス),石川 仁(筑波大学),岩田 宏満(名古屋陽子線医療センター),大野 達也(群馬大学),奥村 敏之(筑波大学), 沖本 智昭(兵庫粒子線センター),菊池 泰裕(南東北がん陽子線治療センター),塩山 善之(九州国際重粒子線がん治療センター),篠藤 誠(九州国際重粒子センター),清水 伸一(北海道大学),白𡈽 博樹(北海道大学),全田 貞幹(国立がん研究センター東病院),辻 比呂志(放射線医学総合研究所),中村 達也(南東北病院),中村 直樹(国立がん研究センター東病院),晴山 雅人(札幌医科大学),福光 延吉(筑波大学), 村山 重行(静岡がんセンター)

【活動状況報告】

粒子線治療委員会は新しく発足した委員会で,平成26年12月13日にパシフィコ横浜にて第一回の委員会を行いました.
委員長として櫻井英幸(筑波大学),副委員長に出水祐介(兵庫県粒子線医療センター,敬称略)が選出され,今後の活動を行うこととなりました.
ご存知のとおり,現在先進医療Aとして行われている粒子線治療は,大きな転機を迎えており,これまでの実績をもとに保険収載を要望すべき病態と,臨床試験(先進医療Bに相当)として有用性を検証すべき疾患に分けて考える必要があります.平成27年4月18日に行われた2回目の委員会では,ほぼ日本全体の粒子線治療施設が参加し,各臓器における臨床試験の可能性について話し合いが行われました.なお,炭素イオン線治療については,すでに臨床研究グループ(J-CROS)がありますので,JROSGの粒子線治療委員会は,J-CROSとも連携をとりつつ,主に陽子線治療についての臨床試験を検討する委員会として活動して行く予定です.

【今後の活動方針】

JROSG粒子線治療委員会としては,先進医療B,つまり保険収載を目指した臨床試験を,どのように構築してゆくかということが重要な使命になります.すでに厚生労働省と,肝,肺,頭頸部,膵,前立腺などの多くの疾患において,陽子線治療を用いた先進医療Bの相談を開始しており,そのなかの多くのプロトコールを平成28年度から走らせて行く予定です.粒子線治療は今後の放射線治療の中で,新しい役割を担う可能性を秘めています.将来の放射線腫瘍学の発展のため,粒子線治療に興味のある多くの若手医師の参加を歓迎いたします.また,これらの臨床試験の実行は,粒子線治療施設のみでは成り立ちません.多くの施設の放射線腫瘍医のみならず,内科や外科その他の診療科にもご協力いただく必要がありますので,今後ともよろしくお願いいたします.

以上

こちらの報告内容は、JROSGホームページ内の部位別専門委員会のページでもご確認いただけます。今後ともJROSGの活動へご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

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