NO:31-2014

肺・縦隔腫瘍委員会の活動報告

特定非営利活動法人
日本放射線腫瘍学研究機構JROSG
会員各位

謹啓 季夏の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。下記の通り、肺・縦隔腫瘍委員会の活動をご報告いたします。

【肺・縦隔腫瘍委員会の紹介】

委員長:永田靖(広島大学)
委員 :早川和重(北里大学:前委員長)、小宮山貴史(山梨大学)、江原威(埼玉医科大学国際医療センター)、唐澤克之(都立駒込病院)、奥村敏之(筑波大学)、大西洋(山梨大学)、北本佳住(高崎総合医療センター)、久保亘輝(群馬大学付属病院)、小久保雅樹(神戸市立医療センター中央市民病院)、齋藤吉弘(埼玉県立がんセンター)、栄勝美(岡山一心堂病院)、塩山善之(九州国際がん治療粒子線センター)、澁谷景子(山口大学)、高仲強(金沢大学)、中山優子(神奈川県立がんセンター)、林真也(岐阜大学)、平川浩一(嬉野医療センター)、松尾幸憲(京都大学)、木村智樹(広島大学)

【活動状況報告:調査研究や前向き試験の進捗】

*現在実施中の臨床試験

  1. JROSG10-1(木村)
    本年5月まで登録期間を終了し、60Gy/8frを推奨線量として、これまでの経過を今年のJASTROで発表予定
  2. I期小細胞肺癌に対する定位照射調査研究(塩山)
    現時点の回答状況50例弱のため、研究期間を延長し、症例集積を全JROSG参加施設に再度協力依頼

*現在検討中の臨床試験
班会議において以下の臨床試験について検討中。

  1. 限局型小細胞肺癌に対する放射線照射線量増加法のランダム化第II相試験(CALGB 30610/RTOG 0538準拠)(永田)
    61.2Gy 後期BID vs 54Gy BIDとしてプロトコールの修正を予定。
  2. III期非小細胞肺癌に対するCBDCA+Nab-PTX+RT phase II試験(澁谷)
    山口大学グループで作成した臨床試験プロトコールをJROSGとの共同試験プロトコールとして提出する
  3. 小細胞肺癌完全寛解例に対する予防的全脳照射後の認知機能に関する観察研究(小宮山)
    次回の肺癌学会時までに認知機能検査のビデオとマニュアル作成し配布予定
  4. 肺癌リンパ領域CTVアトラス作成プロジェクト計画 (小宮山)
    肺癌治療計画における肺癌CTVアトラスをJROSG肺・縦隔グループのコンセンサスとして作成する。作成したアトラスを論文化して発表、かつ放射線治療計画ガイドライン2016に掲載。
  5. 肺・肝定位照射における国際共同研究(唐澤)
    現在IAEAと共同でプロトコールを作成中

*本グループでは、肺・縦隔腫瘍関連の臨床試験を立案するのみならず、国内外の肺癌関連の最新臨床試験に関連する情報を共有し、各自の肺癌診療のレベルアップを目的としている。次回グループ会議は肺癌学会(11月)、医学放射線学会(4月)を予定しているが、肺・縦隔腫瘍の臨床試験・診療に関心のあるJROSGメンバーの参加を歓迎したい。

以上

こちらの報告内容は、JROSGホームページ内の部位別専門委員会のページでもご確認いただけます。今後ともJROSGの活動へご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

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